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アナウンルーム

木下 一哉(きのした かずや)
2006/09/25 国立切符を掴め!2006年秋の陣

開幕直前!高校サッカー選手権展望
富山第一エースでキャプテン
10 FW 高橋 駿太 選手(3年)
リーグ入れ替え戦で2得点 好調を維持
終盤 富一DFを翻弄した国際大付属FW陣
12 FW 越野 悠太 選手(3年)
富山第一 3−1 国際大付属 一歩及ばず
伏木セットプレーで攻守の要
4 DF 松岡 マリオ 選手(3年)
精神的支柱となる頼れるキャプテン
ドリブル・シュート共 大胆且つ 華麗
9 FW 黒崎 将平 選手(2年)
伏木に2−0で破れプリンスリーグ入りはならず
レギュラー争い熾烈な水橋FW陣
9 FW 野畑 卓馬 選手(3年)
全日本ユース選手権で得点し好調をアピール
 いよいよ高校サッカー選手権の季節がやってきました。木下が一年で最も燃える季節です。11月5日の決勝戦は、私を含め6人のアナウンサーが取材・放送に臨み、高校年代最大の大会を盛り上げていきますので、今後ともよろしくお願いします。

 年末年始に首都圏で開催される、全国高校サッカー選手権は、今年も47都道府県から48代表が参加して優勝を争うトーナメント方式です。富山県代表を決める、県選手権は来月21日(土)に県内4会場で開幕し、45校が参加して、11月5日の決勝戦まで、やはりトーナメントで争われます。

 きのう(24日)、その前哨戦ともいえる公式戦が行われました。来年度のリーグ戦出場枠を決める「入れ替え戦」でした。現在県内の高校年代チームは、トップ3校が「北信越プリンスリーグ」に、次いで県リーグ(T1からT3)とピラミッド構成に参加しています。この日の入れ替え戦には、富山第一・伏木のプリンス組に、富山工業・国際大付属のT1組が挑みました。

 結果はT1組の果敢な挑戦を、プリンス組が貫禄ではねのけた形となりました。

伏木    2−0 富山工業
富山第一 3−1 国際大付属

 選手権、4年連続優勝を狙う富山第一は、国際大付属と対戦しました。選手個人の能力も高く、王者らしく落ち着いた試合運びとボールキープで優位に試合を進めました。とりわけエースでキャプテンの高橋駿太選手は、同点に追いつかれてから、勝負を決める2ゴールを冷静に挙げ、U-17日本代表の経験を糧に、心身ともに成長した印象がありました。

 一方で、富山第一をヒヤリとさせた国際大付属の攻撃にも、目を見張るものがありました。5番のMF志村勇樹選手、12番FWの越野悠太選手らは、明らかに富一DFを振り切れる走力と技術を持っていました。キャプテンでエースの鎌仲賢人選手に、質の高いクロスがどれだけ入るか、あと1ヶ月の調整に期待です。

 伏木高校は、富山工業の挑戦を受けました。伏木は立ち上がり2分で、左からのクロスボールを生かして13番ボランチの早苗和晃選手が押し込んで先制。この1点で試合の主導権を握った伏木が、後半一人少ない苦しい状況をしのいで富山工業を振り切りました。

 また、セットプレーでは4番キャプテンでDFの松岡マリオ選手が、攻守で光っていました。180cmを越える身長に加え、ジャンプ力もあり、ターゲットとして攻撃のポイントになると同時に、守備でも相手の最高到達点と十分競り合えます。これから組み合う相手は、ハイボール一辺倒では崩しにくいと感じました。

 一方で富山工業も持ち味を存分に発揮しました。中盤に5人を配置し、パスは丁寧に、ボールには粘り強くアタックと、堅実で爽やかなサッカーを見せてくれました。6月の県高校総体では、優勝した富山第一を完封し、惜しくもPKで破れはしたものの「強さ」をアピールした富山工業。この選手権でも富山第一と同じブロックに入り、両者勝ちあがれば準々決勝でリベンジを期することになるだけに、敗戦をどれだけ糧に出来るか、長谷川監督の手腕にも期待です。

 一つ残念だったのは、ラフプレーなどによる警告や退場があったことです。伏木と国際大付属には、次の公式戦、つまり選手権初戦に出場停止となる選手が出てしまいました。真剣勝負の延長線上とはいえ、赤いカードの重さを胸に刻むべき。仲間を信じて復帰を願い、フェアプレーでピッチに戻ってきて欲しいものです。

 さて、去年の県選手権準優勝校・水橋は、今年7月の北信越プリンスリーグを初めて制し、今月中旬に千葉県で、高円宮杯全日本ユース選手権に臨みました。結果は、Jユース2チームと、和歌山・初芝橋本高校(インターハイ準優勝校)の3チームと対戦し、0勝3敗で決勝トーナメント進出を逃しました。

 2003年の長崎インターハイ以来となる久々の全国大会だった水橋でしたが、全国レベルの厚い壁に跳ね返された形です。とはいえ、この大会の前には韓国での国際試合に臨み、7・8・9月と一番ハードな季節に、格上チームと「公式戦」を積み重ねてきた経験は、選手を逞しくしています。

 加えて水橋は、毎年ここから1ヶ月で熾烈なレギュラー争いと戦術練習でチームの姿をガラッと変えてきます。来月22日の初戦にどのように入るのか、ライバルチームも気になる所だと思います。

 県高校選手権の組み合わせは、富山県サッカー協会のHPで確認できます。どうか会場に足を運んでいただき、選手たちに声援を送って欲しいと思います。





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