
2002年7月20日
〜高校野球 ベスト8出揃う!
スラッガーの実力開花〜

大会屈指のスラッガー
櫻井 好実 選手(砺波工業3年)
第1打席に左前先制タイムリー

砺波工業打線を7安打3失点
4番櫻井に2安打も決して逃げず
森麻 敬太 投手(高岡2年)

決勝点となったスクイズ4回裏
小倉 知広 選手(砺波工業3年)

5回から登板しノーヒット8奪三振
エースの貫禄を見せた
前田 貢 投手(砺波工業3年)

「最高の状態」と監督も太鼓判
4回右越え2ラン本塁打
草島 諭 選手(高岡第一3年)

惜しくもタッチアウトだが
闘う姿勢がチームを鼓舞する
新井 秀和 主将(高岡第一3年)

「球威を買って先発に起用」
魚津工業を1安打に抑えた
長江 卓哉 投手(富山商業2年)

3打数2安打1打点・2盗塁
兜山 善教 主将(富山商業3年)
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夏の高校野球富山大会も、いよいよ終盤戦へと差し掛かって行きます。きょうは3回戦8試合が県内3球場で行われ、ベスト8が出揃いました。春の県大会の成績で決められたシード校4校は順当に八強入り。しかし、去年に続く連覇を狙った滑川は、惜敗しました。結果です。
【高岡市営城光寺球場】
1) 砺波工業 3−1 高 岡
2) 高岡第一 11−1 富山工業
3) 富山商業 8−0 魚津工業
【黒部市営宮野球場】
1) 氷 見 11−0 高岡龍谷
2) 高岡商業 5−3 富山第一
3) 富山北部 4−0 滑 川
【砺波市野球場】
1) 新 湊 9−0 不二越工
2) 福 野 7−4 砺 波
きょう木下が取材したのは、高岡市営城光寺球場での3試合でした。率直に感じたのは、「スラッガーの実力」でした。
今大会屈指のスラッガーと言われ、プロも高い関心を寄せている、砺波工業の4番・櫻井好実選手。きょうも一発こそ出なかったものの、4打数2安打と、チーム唯一人の2安打で、第一打席は先制のタームリーをレフト前に放ちました。
その櫻井に真っ向勝負した、高岡の2年生エース・森麻は、内角低目への投球を上手く使い、外角球での勝負を挑みました。これは横越監督の指示通り。しかし、第一打席の先制打の場面、フォークボールの抜けた球を、櫻井は見逃しませんでした。注目の大型スラッガーの実力は、今大会、2試合の勝利に貢献してきた好投手の攻めを、僅かに上回っていました。
試合後櫻井は「調子上げて行かんなん。帰って練習します。」とやや反省気味でしたが、その言葉の裏には、もっともっと打って、勝利に貢献したいという、チーム本意の気持ちが伺えました。
砺波工業の決勝点は、初戦でホームランを放っている5番・酒井の3塁打から、1アウト後に、きょう先発のマウンドを任された小倉が、1-1からの3球目、外角の球を、倒れこみながら一塁側へスクイズ。これが決まりました。
試合後村井監督は、「チームでもスクイズの確実性は一番の選手。決めてくれると思っていた」と、小倉の仕事を称え、「高岡を1失点で抑えてくれたのも、良くやった」と労っていました。
そうなると、エース前田がきっちり抑えるというパターン。前田は、「思ったよりも暑くて、汗をたくさんかいた。直球がシュート回転していると指摘されたと言うことは、体の開きが早かった証拠ですね」と振りかえりましたが、結果としては5イニングスを奪三振8、無安打、無失点に抑える完璧な内容。どんな状況でも結果を残せる逞しさは、頼もしい限り。明日、強打が自慢の氷見との対戦が楽しみです。
第二試合は、高岡第一と富山工業の一戦。戦前の予想を大きく外す事無く、高岡第一の猛打が爆発し、6回で14安打、11対0 6回コールドで勝ち、ベスト8進出を決めました。
スラッガーとしての存在感をアピールしたのは、久しぶりに一桁の背番号を貰った5番草島選手でした。4回1死2塁で回ってきた第三打席、富山工業先発の高波の5球目をライトスタンドに豪快なホームラン。勝負を決める一発となりました。
新井孝之監督は、「きょうは久しぶりに満足できるバッティングが出来たのではないか?2年生投手を盛り上げる意味でも、良い働きをしてくれた」と満足の表情を見せていました。
また、キャプテンの新井秀和選手は、「打撃の調子が上がってきているのを感じる。打線がつながる、今日のような試合をまたやりたい。」と話し、明日の新湊戦への闘志を伺わせていました。そういえば、このチームは監督も主将も「新井」さんだったなぁ。
第3試合は、富山商業が魚津工業に圧勝した試合。富商先発、きょうは2年生・右オーバースローの長江投手でした。長身、長い手足をいっぱいに使うダイナミックなフォームから、球威のある直球を主体に組みたてる本格派の投手。
最終回となった6回裏を、初戦で先発した川添に譲りましたが、今年春の大会以降、なかなか登板機会が無かった「不安」を一蹴する堂々のピッチングには、澤田監督も「本人の100%は発揮できたでしょう」と満足な表情でした。
この試合で富山商業は8安打。2安打を放ったのは3番の兜山と5番の金沢でしたが、澤田監督は、「魚津工業の高島投手からは連打できないと思ったので、その分盗塁をしたかった」と話し、初回に四球出塁から2盗した塚本と、きょう2盗塁の兜山の役割を評価していました。
スラッガーとして打撃で結果を出すだけでなく、その先、いかに勝利に貢献するか?という部分で、兜山主将は重要な働きをしている事が分かります。
今大会は、近年稀に見る「好投手粒揃い」の年と言われますが、その投手達を打ち崩す「スラッガー」も、例年以上の実力選手として、高く評価されると思います。さぁいよいよ明日から準々決勝。県内トップレベルプレーがぶつかり合う、好ゲームが目白押しです。
そして明日からはKNBラジオで実況中継が始まります。カードは城光寺球場の2試合、富山商業 対 高岡商業 と、富山北部 対 福野 となります。が、私は逆側、県営球場で取材の予定です。天気が少し心配ですが、選手たちに会いに、明日も張りきって球場に行きます。
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