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2002年10月21日
〜秋の高知国体開幕!
陸上競技会がスタート〜



自己ベスト更新!4m90を跳んだ
松本 一葉 選手 (福光高校)
少年男子共通 棒高跳び 2位



右腿が痛々しくも気迫のジャンプ
石坂 渉 選手 (水橋高校)
少年男子A 走り高跳び 7位



110mHは準決勝敗退
加野 顕 選手(富山商船)
明日の400mHに全てを賭ける



決勝進出まであと僅か
山本 邦彦 選手(水橋高校教員)
成年男子 三段跳び 10位



全国舞台の経験を糧に・・・
荒幡 侑美 選手(高岡工芸高校)
少年女子B800m 予選


※サッカーボール付きの写真は、大きいサイズの写真もご覧頂けます。
 再び、南国高知県に戻ってきました。よさこい高知国体秋の大会・陸上競技会の取材をスタートさせました。このコーナーでも何度か書きましたが、第57回国体となる高知大会は、いくつかの点で異例の大会といえます。

 その一つが、この「陸上競技分散型」開催。今月26日の総合開会式を前に、陸上競技だけを「前倒し」で行うというのは、過去に例が無いそうです。国体やインターハイなどの大きなスポーツイベントでは、「華」と呼ばれる陸上が前倒しされた理由は、「高知県内の宿舎不足」なんだそうです。

 陸上競技は、選手・監督は勿論、審判などを務める、競技役員や、補助員など、膨大な関係者が一度に仕事する必要があります。例えば、トラックのコース内をきちんと走っているかを確認したり、9コースに10本のハードルを正確に設置したり、記録を集計して即座に電光掲示板に表示したり・・・。

 ということで、陸上競技はきょうから24日までの4日間、高知県春野町で開催されます。県勢は4種別で各競技に臨みましたが、最初の吉報となったのが、少年男子共通・棒高跳びに出場した、福光高校の松本一葉選手でした。

 4m60から10cm刻みにバーの高さが上がる中、自己ベストの4m80まで一度も失敗せずにクリア。そして4m90を2度目の試技でクリアし、自己記録を更新すると、自らへの挑戦ともなる5m00にトライしました。

 残念ながら、規定の3回の試技で成功はしませんでしたが、この時点で残っていた全ての競技者が跳べなかった為、試技数などを考慮した順位で、松本選手を含む上位4人が、優勝決定戦、いわゆるジャンプオフを行って、優勝を争いました。

 この結果、香川県の選手だけが5m00をクリアし優勝。松本選手は堂々の2位に入賞しました。指導者陣に聞くと、風がやや強く、それでいて風向が一定ではないという難しい条件の中、良く頑張ったと、松本選手の気合の入った競技ぶりを称えていました。

 さて、もう1人跳躍で奮闘したのが、少年男子A走り高跳びに出場した、水橋高校の石坂渉選手。右の太ももに幾重にもテーピングをして臨む姿は、あまりにも痛々しかったのですが、3回の試技のうち3回目で2m00を跳び、堂々の7位入賞を果たしました。

 そしてトラック競技では、今年、8種競技で日本高校記録を更新したタイトルホルダー、富山商船の加野顕選手が、110mハードル準決勝に登場しました。予選では、各組上位3名の次、タイムで救われた4名に入るという、薄氷の準決勝進出でした。

 元々、翌日行われる400mHに照準を合わせているという加野は、「追い風で歩幅の調節が狂ってしまった」と振り帰る通り、10本のハードルのうち、半分近くにスパイクをかけて倒してしまい、タイムも平凡。残念ながら決勝進出はなりませでんした。

 8月の下旬に右足甲の外側を痛め、1ヶ月近く走れなかったという加野ですが、明日の400mHが、高校年代での大きな大会では実質ラストレースになるわけで、「痛み止めを飲んだりして、何としても優勝を狙います。明日は準決勝が無く、予選の次がすぐに決勝なので、皆がむしゃらに来る予選が勝負。気を抜かずに頑張ります」と話していました。

 この他、成年男子三段跳び・水橋高校教員の山本邦彦選手は、追い風参考ながら5m36を飛んで10位。上位8人によって行われる決勝には、あと僅か及びませんでしたが、健闘が光りました。少年男子共通1500mで、決勝に出場した、高岡向陵高校の清原雅志選手は13位でした。

 富山国体までの数年間に比べると、「目玉」となる注目選手が少なくなったと言うのは実感としてあります。ただ、次の時代の主役たちがこの大会で花開くかもしれない。そんな期待を胸に、明日以降の取材に望みます。今回結果が出せなかった選手たちは、この全国の舞台での経験を、十分糧にして、更なる飛躍を願っています。

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