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2002年10月22日
〜秋の国体陸上2日目
県勢初優勝は富商1年女子!
「ニイ ハオ・任嵐」〜



少年女子B砲丸投げを制した
任 嵐 選手(富山商業1年)
記録 13m79



常に明るい表情を絶やさない
任 嵐 選手
初出場の国体で表彰台の頂点



99年熊本国体以来の入賞
成年男子砲丸投げ 8位
田中 信宣 選手(小杉南中教員)



自己ベスト更新!快心のレースも
5位 加野 顕 選手(富山商船)



少年男子共通 やり投げ
沢井 真二 選手(二上工高)
僅差で決勝進出ならず


※サッカーボール付きの写真は、大きいサイズの写真もご覧頂けます。
 国体リポート2日目です。陸上競技会は4日間で行われるため、きょうで半分が経過。ここで県勢初の優勝者が誕生しました。中国遼寧省からの留学生で、富山商業1年の任嵐(にん・らん)選手が、少年女子B砲丸投げで、圧倒的な強さを見せつけ優勝を飾りました。

 参加選手中唯1人、13mを超える記録を持って国体に臨んだ任。少年Bというのは、中学3年と高校1年が対象の年代で、国体の全競技の中でも唯一、中学生が出られるのがこの陸上のB年代の特徴です。

 この春中国から留学してきた任は、とにかく明るい性格。アップを行うサブグラウンドで、充分体を動かした後、指導者の先生方に「大会記録狙って頑張ります!」と笑顔で大きな声を出し、気合充分に競技場へ向かいました。

 国体の投てき競技は、基本的に6本で争われますが、最初の3本が予選。ここでベスト8を決めて、残り3本が決戦となります。砲丸投げの場合、あくまでも最も距離が出た試技で順位を決めていきます。

 任は、第1投でいきなり13m74と、公認の自己ベストに迫る投てきを見せ、他の選手を圧倒。もちろん予選を1位で通過して、あとは大会記録、13m82の更新に注目が集まりました。

 第5投で13m79とm記録まであと3cmと迫りましたが、最終の6回目の投てきで、勢いが余って体が規定のエリアからはみ出し、無効。結局記録更新こそなりませんでしたが、2位以下の選手を大きく引き離してのダントツの優勝。初出場の国体で、県勢初の優勝をもたらしました。

 試合後は、「あと3cm。惜しかった!足に力が十分乗らず残念でした。でも優勝できて嬉しいです」と話し、その後の表彰式では、一番高いところから、観客席にピースサインをして、声援に応えていました。まだあどけなさが残る、天真爛漫な任選手。これからの県陸上界の、ニューヒロイン誕生です。

 さて、砲丸投げではベテランも頑張りました。小杉南中学教員の田中信宣(のぶたか)選手は、見事決勝に残り15m58を投げて8位入賞。99年の熊本国体以来、3年ぶりの入賞を、喜んでおられました。

 多忙で、特別な練習時間が取れるとは思えない中学校の先生が大舞台で結果を残し、「表彰台に上がるのは良いもんですね」ともらした素直な感想が、胸を打ちました。砲丸投げで男女とも「表彰台」となったことで、投てきの指導陣も喜んでおられる事でしょう。

 さて、きのう110mハードルで決勝進出を逃した、富山商船の加野顕選手は、高校年代の国内大会最後のレースとなる、400mハードルに挑みました。「準決勝が無いので、予選で気を抜かない様に」と、昨日話していた加野は、その通り、確実に予選を2位で通過し、決勝にこまを進めました。

 しかし、この時点で決して体調は悪くないにもかかわらず、予選同組の1位の選手があまりにも早く、歩数にして2歩半ほど離されていた事に、加野は驚いていました。「はえぇー」それが、決勝進出を決めた直後の、最初の言葉でした。

 迎えた決勝は一番内側の第1レーン。富山商船の金子監督は「力はあるんだけどレーンが可愛そうだったなぁ」と話しましたが、その言葉通り、自己ベスト記録を更新する52秒57をマークしながらも、予選で感じたスピードの差の通り、周りはそれ以上に早く、結局5位入賞。必ずしも納得のレースとはいきませんでしたが、レース後は爽やかな表情でした。

 「これで高校年代最後かと思うと、少し悔いが残りますが、3年間いろんな事を経験できて、自分なりにかなり成長したと感じています。これからの陸上人生に、この経験を生かして、世界で戦える選手になりたいと思っています」と。常に前向きな好青年の、今後が益々楽しみになってきました。

 さぁ、明日からは後半戦。富山県陸上界の「顔」とも言える、中距離の佐々木麗奈選手や、走り幅跳びの森長正樹選手らが登場します。国体陸上競技会は、きょうが折り返し地点ですが、私にとってきょうは、新たな出発の日。一人ホテルで迎えた、34回目の誕生日でした・・・。

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