
2002年10月23日
〜秋の陸上国体 3日目
県選手アラカルト
佐々木麗名選手は7位入賞〜

成年女子400m予選3組3位
タイム上位枠で決勝進出
佐々木麗奈選手(県体育協会)

表彰式で笑顔は見られず
決勝 55秒80 で7位入賞

今大会一番のビッグネーム
室伏 由佳 選手(ミズノ)
成年女子ハンマー投げ

少年女子共通棒高跳び
森田 藍子 選手(福光高校)
15位 3m10

少年男子B砲丸投げ
米島 健太 選手(富山商船)
16位 13m47

少年女子A走り幅跳び
鶴山 敦子 選手(富山高専)
24位 5m16

少年男子A400m
小前 泰彰 選手(富山商船)
予選 49秒15
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連日夏の日差しのような「暑さ」が感じられた、南国・高知県でしたが、きょうは一転、朝から曇りで肌寒く感じられました。とはいえ、日中には気温も21度を越え、ジャケットを着ていると暑いくらいの陽気でした。
さて、よさこい高知国体3日目。きょうの目玉は、何と言っても、県陸上界の「顔」とも呼べる存在である、佐々木麗奈選手の、成年女子400mでした。
2000年とやま国体で、選手宣誓の大役を務め、見事女子800mを制した選手。富山県民なら、一度は聴いた事があるビッグネームですよね。今回は、専門とする800mが無かった為、1500mと400mにエントリーし、きょうの400mに注目が集まりました。
予選は3組で行われ、佐々木選手は第3組。各組2着までと、タイムの上位2名、合計8名で争われる決勝に進出するには、この予選から全く気が抜けないレースとなりました。
今年、愛知の中京大学を卒業し、県体育協会に就職。富山県から出発する久々の国体に、楽しみ半分、緊張半分だったそうですが、レース中の表情にも、それはありありと感じられました。
予選タイムは55秒24で3着。ゴールした瞬間、大型スクリーンを見上げて着順とタイムを確認すると、「多分大丈夫じゃないかなぁ。めちゃくちゃ緊張してましたよ」と息を整えながら話し、「頑張るしかないです」と、気持ちを引き締めていました。
実はその直後に、バッグから携帯電話を取りだし、すぐに嘗ての恩師、龍谷富山高校の井上浩一監督に連絡をして、指示を受けていました。
井上監督と言えば、明日、走り高跳びに出場する、川井未央選手(杉原中学教員)を始め、松島朋子選手(UFJ銀行)、そして佐々木麗奈選手と、平成の県陸上界を代表するアスリートを育ててきた指導者です。
予選レースの前も、併設されたサブグラウンドでのウォーミングアップでも、終始つきっきりでコンディション作りをする姿に、嘗ての「師弟コンビ」復活を感じました。
迎えた決勝、佐々木選手は大外の第9レーン。「(第9レーンは)自分より前に選手が居ないので、このままトップでゴールするつもりだった」と話した佐々木選手でしたが、バックストレートでインコースの選手に抜かれると、気持ちの持続が出来ず、徐々に後退。
ゴールラインを通過したときは、55秒80で第7位でした。「タイムはどうでも良い。(天皇杯得点で)1点でも貢献したかったので、順位を一つでも上げたかった」と話したさ先選手は、「7位なのにインタビューを受けるのは申し訳無いですね。せっかく、専門外の種目にも出られたのに、そのチャンスを生かせなくて悔しいです。」と、反省しきりでした。
今後に向けては?と聞くと、「必ず恩返しをしたい。今回の結果は満足できない。お世話になった方々に、何かの形で応えたい」と答え、専門の中距離だけではなく、駅伝などの違った種目にもトライしたいと言う、新たな意気込みを聞かせてくれました。
佐々木選手の口癖なのかもしれませんが、毎回インタビューするたび、「感謝」という言葉が聞かれます。ご存知の方も多いでしょうが、龍谷富山高校の陸上部員は、黒地に金糸で「感謝感激」と縫いぬかれたハチマキをして競技に臨みます。
高校、大学までは、部活に所属していれば、誰かが大会出場をお膳立てしてくれていた時代から、社会人になって、仕事をこなしながら、競技者としての自分をコントロールしていく生活に変わったことから、一層、その感謝とか、恩返しといった言葉が、実感を伴ってきたのかもしれません。
表彰台の下から2番目に立った佐々木選手には、笑顔は見られませんでした。代わりに、何か決意にも似た凛々しい表情が感じられたのは私だけでしょうか?社会人選手となった佐々木選手の、新たなスタートに期待しています。
さて、佐々木選手の話題に終始してしまいましたが、ビッグネームと言えば、先のアジア大会で投てき競技に活躍した、室伏兄弟がこの日出場し、会場を沸かせました。写真では、妹の由佳選手の、成年女子円盤投げ決勝でのワンシーンです。兄広治選手(ハンマー投げ)とともに、格の違いを見せつけてお互いに優勝しました。
この他、県勢の出場選手を、ワンカットずつご紹介しています。残念ながら入賞には至らなかった選手たちも、「高知で頑張っていますよ!」という意味を込め、ご紹介させていただきました。学校、職場の関係者の皆さん・・・お楽しみ頂けたら幸いです。
さあ、明日はいよいよ最終日。県勢の出場選手は僅かですが、写真撮影にも気合を入れてリポート頑張ります。
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