
2002年10月28日
〜よさこい高知国体 秋季大会2日目
優勝候補と呼ばれて〜

アジア大会日本代表
石動高校 小野 真由美 選手(3年)
富山県選抜 キャプテン

2002年度最も感動した選手
冷静で闘志みなぎる目が印象的

悔し涙は後輩に味あわせたく無い
涙顔も凛々しさを感じさせる

初戦突破!ハンドボール少年男子
高岡商 小山 哲司 選手(3年)

氷見高選手には三冠の夢が
氷見 田辺 拓也 選手(2年)

準々決勝で惜敗
空手組手 成年男子重量級
松ア 沢宣 選手(県体協)

7位で決勝進出
空手組手 成年女子
駒山 恭子 選手(上市町教委)
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昨夜遅くに高知に到着し、きょうからよさこい高知国体のリポートを再開します。本当にハードなスケジュールですが、今国体に参加している選手たちの中にも、もっと厳しいスケジュールの中で、自己管理をし、チームワークを発揮しているアスリート達は数多く居ます。
そのひきんな例は、先に韓国・プサンで行われたアジア大会への出場選手たち。今国体の富山県選手には、選手6人・監督1人の合計7人が、選手団として参加しています。
その中で、唯一の高校生、しかも、アジア大会では大人の世代で活躍してきた、ホッケー少年女子富山選抜・石動高校の小野真由美選手が、きょう初戦を迎えました。
小野選手の姿を見て、先ず最初に感じたのは、なんとも言えないアスリートとしての美しさでした。身のこなし、スティックをもって走る姿、スイングのフォーム、そしてそれらの時の視線などなど。ここ数年ホッケーのみならず、数々のスポーツを取材してきましたが、2002年度に私が出会った選手の中では、間違い無く最も「感動した」選手でした。
外見だけでもそこまで魅力的でしたが、プレーの内容はさらに上。FWとして得点する能力を十分持ちながらも、今日の試合では、フォーメーションの中心に位置し、サイド、中央へと、チームメイトを上手く機能させるようなパス出しと、いざと言う時のディフェンスに、その才能を発揮していました。
しかし試合は、前半立ち上がりに2失点、後半1失点で、3対0で惜敗。優勝候補と呼ばれながら、まさかの初戦敗退に、試合後はショックを隠しきれませんでした。
「劣勢になるとすぐに皆気持ちが下がるので、なんとか上げられる様にがんばった」「西永先生(監督)の指導を一つずつ力にしてきた、凄く良いチームでした。一つにならなきゃいけない時に、まとまる前に失点したのは、私の力不足です。」と 。
キャプテンという重責をもこなした小野は、試合後ぽろぽろと涙をこぼしながら、それでも前を向いて誠実に私が向けたマイクに話しをしてくれました。泣き顔ばかりを放送するわけには行かない。なんとか良い表情で締めくくって欲しい!と思った私は、もらい泣きしそうな自分をぐっとかみ殺して聞きました。
「今は悔し涙だけど、後輩達には燃えて欲しいですね」この質問に、小野は「こんな悔しさ、1・2年生達には味わってほしくない。すぐに選抜予選があるので、上を向いて練習に励んで欲しいです」と。フィールド上とは違った、どこかあどけない声ではありましたが、その表情には、後輩への思い、そして自らの今後に向けた意思を伺わせる、凛々しさを感じました。
先輩達の悔しさは、必ず後輩達を逞しくしていきます。と同時に、真剣勝負の結末に出くわすたび、そしてその感情の渦の中でマイクを持つことで、私達アナウンサーも、大きく成長させてもらえるものです。光る汗、輝く涙に出会えたきょう一日は、今年一番の思い出になりました。
さて、いくつかある優勝候補の一つに、氷見高校を中心とする、少年男子ハンドボールがあります。高知市内に有る、高知南高校の「校庭」で行われている大会で、期待の富山県選抜は、きょう2回戦で初戦を迎えました。
相手は、きのう地元高知を破った三重。序盤は固さからか、三重に一時4−2とリードを許す場面もありましたが、6−6の同点と追いついてからは、キャプテン海道選手の逆点シュートが決まり、その後流れを掴みました。
海道選手といえば、今大会の富山県選手団・旗手を務めた選手。家族の方に聞くと、旗が思ったよりも重くて、少し手が痛かったということでしたが、きょうも持ち前のキャプテンシーを発揮してチームメイトの良さを引き出すプレーは、光っていました。
先出のホッケーは、富山県選抜ながら実質、石動高校の単独チームでしたが、ハンドボールの少年男子は、氷見高校を中心に、高岡向陵、高岡商業からの選手を含めた混成チームです。とはいえ、中学時代は氷見出身という選手が各学校に散らばっている事を考えれば、勝手知ったる仲間達。抜群のチームワークを発揮していました。
試合は、前半15−10、後半13−14で、富山県選抜が28−24で勝利。明日の準々決勝に駒を進めました。それにしても、屋外でのハンドボールの大会は、初めて取材しましたが、選手達にとっては、おそらく小学生の時以来ではないかとの事でした。
さてもう一つ。空手競技の組手と、形を取材しました。今年夏の大会でプールだった、「くろしおアリーナ」が、なんと体育館に早変わりし、空手の会場となっていました。(驚)組み手では、富山県体育協会の松ア選手が、成年男子重量級で準々決勝へ。しかし、僅差で敗れて準決勝進出はなりませんでした。
一方、成年女子形の部には、上市町教育委員会所属の駒山恭子選手が出場。1回戦を突破し、2回戦では、得意の形、雲水(うんすー)で22.10点を上げ現段階で7位。明日、上位8人で争われる決勝進出を決めました。
各選手は、優勝、入賞と期待がかかる中、各々の場面で真剣勝負を繰り広げています。明日は、ハンドボールの続報、そしてお家芸・バドミントンの取材を行う予定です。
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