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立山View-in校歌
 
第2回 校歌の中に「立山」はどのくらい歌われているか
 
 今回は「立山」が富山県内の小学校にどのくらい歌われているのを見てみましょう。

 調べてみると、234校中156校(全体の67%)の校歌に「立山」が歌われています。 この比率は予想通りといえ、「立山」に対する富山県民の思いの現われと言えるでしょう。
 
 まず、市町村別に校歌「立山」が歌われている学校数を見てみます。
(立山連峰、連峰にある山、万葉集に歌われた山の呼び名等も「立山」として集計しています。 但し、「山」としか歌われていないものは歌われていないものとしています。)


市町村別の学校数
校歌に「立山」が歌われている学校数(市町村別)


 このグラフを右側(県東部)と左側(県西部)という観点で見てみると、その差は歴然。明らかに県東部のほうが高比率になっています。

 ではこれを新川エリア・富山エリア・高岡エリア・砺波エリアの4つのエリアに分けて各エリアの学校数に対する比率でまとめてみるとこのようになります。
 
エリア別学校数比率
校歌に「立山」が歌われている学校の比率
 立山に近い新川エリア・富山エリアは高い比率になっていますが、高岡エリアで58%、砺波エリアでは極端に低く26%となってしまいます。

 でも、山とか川とか海とかの自然環境って校歌の定番アイテム。ないとちょっとさみしい定食の味噌汁のようなもの。他はどうなってる?

 ということで「立山」以外の「別の山」や校歌の中でただ「山」としか歌われていないものも見てみました。

 (新川エリアや富山エリアの「山」としか表記されていないものの中には、「立山」を指しているかもしれないものも有るんだけど、明確な判断が出来ないため、この中に含めることにしました。)

 対比してみると傾向ははっきりしますね。西のほうは「立山」以外の山が歌われてるということの様。

 全体的には、富山県内の小学校全体で約90%の学校が校歌の中に「山」を歌い、その中の約67%が「立山」を歌っていることになります。

 同じ富山県内でありながら、ここまでの差。その原因を探りつつそれぞれのエリア別に内容を分析してみることにします。
エリア別の別の山比率
山または立山とは別の山が歌われている比率



新川エリア
 
 立山連峰に一番近いエリア。ここでおもしろい発見がありました。

 このエリアでは間近に見えるということで、立山連峰を単に「立山」として見るのではなく、個々の山(朝日岳・白馬岳・僧ケ岳等)としてとらえているという点です。

 特に朝日町、入善町では、すべての学校が立山連峰としてでなく、個々の山の名で歌っています。

 逆にこの新川エリアと富山エリア(上市町)の一部に剣岳が出てくる以外、後は全て総称「立山」として歌われています。

 これはまさに地理的条件でしょうね。立山連峰全体としてみるには大きすぎて個々の山にフォーカスされるということなんだろうなぁ。


富山エリア
 
 「立山連峰」として全体が見えるのがこのエリア。富山県の中心として、県の山「立山」が多くの学校で歌われています。

 このエリアのほとんどの市町村が学校数に対する比率で約80%を越えています。ただし、海に面している滑川市は約57%、 山間部の細入村、八尾町は約30%以下となっていて、地元の山を歌っている学校が多くなっています。


高岡エリア
 
高岡エリア
高岡エリアで
立山が歌われている比率
 距離的には少し遠くなりますが、このエリアには全国的にも有名な「海越しに立山が望める」高岡市・氷見市があります。

 当然「立山」が歌われている学校数は多いだろうと思われましたが、学校数に対する比率では氷見市53%、又高岡市も54%です。

 じゃあ、ということで調べてみると・・・高岡市では「立山」を歌っていない学校の約半数が「万葉集」でも詠われている「二上山」が歌われていて、更に「立山」と「二上山」の両方を歌っている学校は4校もありました。

 これは、富山県の象徴が「立山」、高岡の象徴が「二上山」ということになってるって事なんでしょうね。 氷見市では残り約50%が「二上山」や石川県境の「山」を歌っています。

 ところが、海越しには「立山」が見えない新湊市や大島町、下村は立山が詠い込まれている比率が約75%以上です。はて?

 このエリア、立山はよく見えないけれどそれ以外の山も無い!高岡市のように「これだ!」という山が無い以上定食の味噌汁理論(笑)で必要な山は、県全体としての象徴である立山を持ってこなきゃいけなかったという結果でしょう。


砺波エリア

 距離的に一番遠いエリア。「立山」が歌われている比率も極端に低くなります。砺波市、福野町以外は全く歌われていません。だって見えないんだもの。

 山間部の学校では、ほとんどの学校が遠くの「立山」より、近くの地元の山を校歌に歌っています。

 実際地形的に「立山」はどのあたりまで見えるのか?皆さんからの情報もお待ちしています。

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